電子取引の大手であるインタラクティブブローカーズは、トレーダーワークステーション(TWS)の最新バージョン10.32をリリースしました。このアップデートにより、TWS新機能が複数追加され、取引の利便性がさらに高まります。特に、株式やオプション、債券などの損益を税務目的で管理できる「View Lots」機能が強化されました。ポートフォリオやウォッチリストで資産を右クリックするだけで、簡単に確認できます。
さらに、「Municipal Disclosures」機能も新たに追加され、地方債に関する情報の開示がTWSを通じて可能となりました。TWS新機能は、プラットフォームの定期的な改善の一環として提供され、トレーダーにとっての使いやすさを重視しています。
オプション取引の領域では、「イン・ザ・マネー(In The Money)」というオプションエクササイズ列が導入され、オプション契約の現時点での価値がすぐに確認できます。また、新しいオプション流動性ツールにより、IBKR SmartRoutedの注文フローと連携して、ナショナル・ベスト・ビッド・オファー(NBBO)の間で注文を成立させることができます。これにより、取引の実行品質が向上し、トレーダーは多様な注文タイプを活用できるようになりました。
このように、TWS新機能の追加は、ユーザーにより良い取引体験を提供するための取り組みの一環です。