JCBとNuveiの新たなパートナーシップ
日本の決済ブランドJCBとカナダのフィンテック企業Nuveiが、アジア太平洋(APAC)地域における提携を拡大しました。この提携により、Nuveiのグローバルな加盟店エコシステムがJCBカードを受け入れるようになり、158百万枚以上のカード保有者がオンラインビジネスで直接支払いが可能となりました。特にシンガポールや香港でのNuveiの顧客にとって、この拡大は重要です。JCBとNuveiのパートナーシップは、急速に成長しているAPACのeコマース市場におけるNuveiの地位をさらに強化しています。
APAC市場でのJCBとNuveiの拡大
今回のパートナーシップの拡大は、NuveiのAPAC地域での戦略的な投資とも一致しています。Nuveiはシンガポールと香港で完全にライセンスされたローカルの直接アクワイアラーであり、最近ではシンガポールで主要な支払い機関(MPI)ライセンスを取得しました。これにより、JCBとNuveiのパートナーシップはAPAC市場でのさらなる成長を目指す両社の戦略に沿っています。
JCBとNuveiの将来の展望
JCBのアジア太平洋地域のマネージングディレクターである道下裕子氏は、「2021年から2022年にかけて、JCBのシンガポールにおけるeコマース取引量はほぼ倍増しました。東アジアが伝統的な強みである一方、2018年から2023年にかけて、ASEAN地域のカードベースは132%増加しています。」と述べています。JCBとNuveiのパートナーシップの拡大は、両社のさらなる成長を加速させるでしょう。