米ドル指数の価格と分析
- 米国のドル指数は1カ月ぶりの高値を記録した。
- 木曜日のハト派的な中銀会合後、ポンドは引き続き値下げを続けている。
世界的な利下げサイクルが今後数カ月にわたって金融市場を支配するとみられる中、イングランド銀行は連邦準備理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)と協力して6月に借入コストを引き下げる予定だ。 スイス国立銀行は昨日、予想外に借入金利を25ベーシスポイント引き下げ1.5%とした。 スイス中銀は、必要に応じてスイスフランのさらなる上昇を阻止するために行動する用意があるとも付け加えた。 主要G7通貨の大幅安が米ドル指数の上昇を後押しした。
イングランド銀行、金利据え置き、票決はハト派に転じ、ポンド/米ドルは下落
米ドル指数日次価格チャート
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米ドルの上昇にもかかわらず、米国短期国債利回りはほとんど変化していない。 対照的に、市場が最近の中央銀行のシフトを再評価し続けているため、同等のユーロと英国の2年債利回りは低下し続けている。
米国2年債利回り
英国2年債利回り
GBP/USDは欧州の序盤の出来高で1カ月ぶりの安値で取引されており、さらなる下落が予想される。 現在、ペアは200日スマに位置しており、このテクニカル指標を下回ることが確認されれば1.2547と50%フィボナッチリトレースメントレベルの1.2471が有効となるだろう。 ここの下に1.2381が見えてきます。 反発した場合は、38.2%のFibリトレースメントである1.2628と1.2667が抵抗となるでしょう。
ポンド/米ドルの日次価格チャート
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個人トレーダーのデータによると、トレーダーのロングとショートの比率は1.66対1で、トレーダーの62.46%がネットロングとなっている。ネットロングのトレーダー数は昨日より35.32%、先週より13.48%増加している。 トレーダーらのネットショートは昨日より29.88%低く、先週より25.16%低い。
私たちは通常、群衆のセンチメントに対して逆張りの見方をしますが、トレーダーがネットロングしているという事実は、ポンド/米ドルの価格が下落し続ける可能性を示唆しています。